まごころ粉骨

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粉骨はかわいそう?

遺骨を粉にする「粉骨」は可哀想(かわいそう)というお話を聞きましたので、粉骨する側の見解を述べさせて頂きたいと思います。

なぜかわいそうだと思ってしまうのか?

今までずっとそばに居た方やペットが急にいなくなってしまい「遺骨」になってしまえば誰だって寂しい気持ちになるのは当然です。

遺骨には魂はなく「亡骸」であることは、頭で理解はできていても心が追いついてこない方はとても多いと思います。

あるお坊さんいわく「遺骨やお墓を残すのは故人の為にではなく、残された遺族の心の寄り処としてある」とおっしゃってました。ほんとその通りだなと思います。

原型を留めているので感情移入しやすい

海外の火葬は文字通り「遺灰」になるまでかなり高温で火葬しますが、日本の場合はきれいに遺骨が残るように調整して火葬します。そのため、骨壺をパカッと開けると頭部がきれいに残っているのを見た事ある方もいるでしょう。

遺骨とはいえ頭の形や目の周りの骨格などには面影があります。それを見てしまうと名残惜しさから「まだ形があるならそのままにしておいてあげたい」という感情が生まれてくるのだと思います。

「かわいそう」と思ったら粉骨しない方がいい

私たちは、よほどの事情が無い限り、そういった感情が残ってる間は無理に粉骨しない方がいいですよ?とアドバイスをしています。

亡くなった人にとっては思い出してくれることが何よりの供養だと言われてますし、そのきっかけになるのであればそのままにしておいた方が良いと思います。

不思議なもので、ある日突然気持ちに整理がつくものなので、そうしたら粉骨するか考えたら良いと思います。

本当にかわいそうだなと思うこと

ここからはリアルな画像もありますのでボカシも入れましたが閲覧注意です。

たくさんの遺骨を見てきて私が本当にかわいそうだなと思うのは「お墓の下に埋蔵されていた遺骨」です。

こんな事を書くと石材店に怒られてしまうかもしれませんが、遺骨を大切に思う方が多いので正直に書かせていただきます。

現実問題として、お墓の下に埋蔵されている遺骨の状態はとても酷い物が多いです。水没していたり、土砂に埋もれていたり、カビだらけになってる遺骨を見ると「かわいそうだな・・・」と心底思います。

骨壺を開けたら大量の昆虫が入っていたり、お供え物の多い時期にはGの卵なども雨水に流されて入っていることがあります。

そういう遺骨を手にした時は、なんかとても忍びなくて「長い間ご苦労様でした、今キレイにしてあげますからお待ちくださいね」と言いながら骨壺から出して乾燥室に入れてます。

昔の遺骨は大量の釘なども一緒に骨壺に入っており、魂は無いとは解っていても「痛かっただろうな」とか考えてしまいます。

土砂が混ざった遺骨

冬は氷点下、夏は高温多湿。水はけの良い墓地は稀で、雨が降れば水没はあたりまえ。お墓の下は想像以上に過酷かと。

かわいそうではない粉骨の為にしてること

遺骨に魂も痛点も無いのでとは解っていますが、遺族の感情を尊重して弊社では機械で粉骨することに決めました。

「遺骨を思いやるなら手作業だろ」という粉骨業者さんもいらっしゃいますが、手作業だと数時間に渡りゴンゴンと遺骨を叩き続けることになります。

そこからさらにすり鉢に入れて数時間ゴリゴリと・・・長時間遺骨を叩き続けるという行為の方がかわいそうなのではないかな?と思いました。機械なら30分であっという間に終わります。

別の粉骨業者さんは「遺骨に(機械の)刃をあてるのはかわいそうだ」と言ってましたが、単価をあげるために言ってるようにしか思えません。

30分でささっと終わらせてあげるか、数時間にわたり叩いて砕くかの違いならどちらが良いですか?というのはもはや依頼者の考え方次第なんだと思います。

と言うことで遺骨を粉骨することについてかわいそうかどうか意見を書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか?

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